1981-10-22 第95回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第2号
今後の稼行炭層十尺層の上下盤の岩石は、従来からの主力のフィールドでございます西部内よりはかなり強固なものである、含水率は低いということが報告されております。また、断層等の賦存状況は今後のまだ坑道展開を待たなければならないという点はございますが、いまの炭層等の条件は、いま申し上げましたような状況でございます。
今後の稼行炭層十尺層の上下盤の岩石は、従来からの主力のフィールドでございます西部内よりはかなり強固なものである、含水率は低いということが報告されております。また、断層等の賦存状況は今後のまだ坑道展開を待たなければならないという点はございますが、いまの炭層等の条件は、いま申し上げましたような状況でございます。
地質条件は上下盤が非常にかたくてよろしい。それだけに今次の突出ガスという問題についてもいろいろ思いめぐらされるところがあるわけでありますけれども、そう聞いておるわけです。この点については間違いがないかどうか、この機会に確かめておきたいと思います。
これでは、最も新しい炭層で、新しいから上下盤の条件も悪いし、それでいい炭が出るわけだから、地層ももめているという日本の石炭産業が安定するはずがないわけですね。 だから私は、総資源の中で国民行為として、国内の石炭産業はこういう規模をこういう価格で維持をしていくことに合意ができるというところをねらわなければ、第七次政策は成り立たないような気がするのです。
しかも上下盤はサンドストーンでありますから、そういう意味ではいまの十尺層よりも非常にいい。そういう意味では、全体の地質的条件は、多少変化があってもある程度見当がつく。六百四十万トンかそれ以上の炭があるわけでありますから、これを除いて再建というのは、私は逆にむずかしいのではないか、こういう気がするわけであります。
坑内に入りましても、途中点検をしながら切り羽まで行くわけですから、落盤などの未然防止のための岩盤とかそれから上下盤などの点検もされるわけですから、一日に数カ所回れたらもういいところだということです。そのほかにも、外で鉱山施設とか電気関係とかあるいは選鉱所とか堆積場とか、こういう保安面での点検もなさるわけです。点検というのは、だから四日ほどかけられても全山の一部分にならざるを得ないと。
こういう点、上下盤が非常に軟弱であり条件が悪い。だがしかし、一方炭化作用が進んでおりますから、そういう意味では褶曲作用によって緩傾斜、急傾斜、炭層の賦存状態が非常になだらかでない、それに伴ういろいろな条件が実は出ておるわけであります。
しかも、炭層の賦存している地質は新生代第三紀層の最も新しい炭層でありますから、概して上下盤とも脆弱であるという弱点がある。
お話もございましたように、採炭切り羽の機械化が順次増加しておりますために、山たけ、炭たけ、炭質等の炭層条件でございますとか、上下盤の変化、褶曲あるいは小断層の予想せざる出現というものが機械化による生産に支障を与えましたことを、自然条件の悪化によるものということで表現しております。
これも相当の推計がございますけれども、仕切ってみますと、ややはっきりしておるスト、災害の要因と思われるものが二十七万トン、それから予期以上の断層あるいは上下盤の悪化といったいろいろな自然条件の予期以上の悪さというものに基づくと思われますものが大体百万トンでございます。それから労務者不足によって出炭が減少したと思われますものが約六十万トン、その他のものが六十四万トン。
これはいろいろ技術的にむずかしい問題でございますので、一例を申し上げれば、ガス突出に対して、たとえばガスの脱却速度、いわゆるデルターPと言っておりますが、ソ連とかフランスでは、このデルターPが変わってきたらどうだとかいうことを言っておりますが、こういう方法、それから、上下盤の接近がある場合というようなことで、変位計その他で調べるというようなことで予知をしようとか、これは技術的に非常にむずかしい問題である
炭層調査は主として落盤に備えますための上下盤炭層の画一的、統一的な調査を進めていきたい。これは初年度でございます。 第二に、アイソトープ利用調査も、坑内の保全に関しますいろいろな調査をいたします。落盤並びに鉱害の防止に対する技術的な開発を進めたい、かような意図でございます。
したがいまして、いずれにしましても、石炭層及び石炭層の上下盤の近くにございますガスをわれわれは炭田ガスと申しておるものですから、石炭の採掘に伴って大部分出てまいるということになりまして、炭田ガスだけをうんと多く取り出すということは実際には不可能ではなかろうかと思います。
○八谷政府委員 海底採掘につきましては、特別掘採計画書を出さしめるようにいたしまして、特別な監督を行なっているわけでございますが、保安法の規定によりましても、ボーリング等に上りまして、まず炭層上下盤の状況、海底下の状態を詳細に調査しておくということが。
第三点は、十番層坑道の上下盤が不良でありますので、この倒壊を防止するように、側壁をさらに密にするとともに、先受けを十分にやるように指示をいたしました。